2010年9月 デビュー戦 in 川崎(前半)

2010年まだまだ残暑が続く9月、21歳の僕は初めて出会いの場に参加した。

まだその頃は街コンが流行る前で、mixiが盛んな時だった。

友達も少ないし地味で出会いの場に参加する奴も周りにいない。

唯一他人と関わるとするならばmixiのコミュニティだった。

その中で「人見知りが集まる会」があり、そのコミュニティに参加していた。

 

そしたら、”オフ会やります!”との文章を見つけた。オフ会という言葉は何となく

知っていたし、合コンではないが出会いの場に変わりはないと思っていた。

”人見知りが集まるオフ会”なんてビギナーにはちょうど良い。

身なりも外出できるレベルにはなった。

30分くらいかな、うじうじして「参加させてください」と投稿した。

 

そしたらすぐに参加OKの返事が来た。ついに俺も”デビュー”だ。

デビュー戦は一週間後。気持ちは不安よりも楽しみが勝っていた。

なんせ半年かけて色々準備してきたんだ。(準備内容はコチラから)

 

 

そして9月の土曜日、デビュー戦を川崎で迎えることになる。

 

 

デビュー戦:川崎 世界のやまちゃんにて

当日、18時ごろ川崎駅のキヨスク前で待ち合わせ。

ちゃんと10分前には着いた。人が多い。男女の待ち合わせが多い。

恐る恐るキヨスク前を視ると、オフ会のプレートを掲げているやつがいた。

ちょっと恥ずかしい。恥ずかしいけどいつかは女と待ち合わせのために待っている

あっち側(男女の待ち合わせの人たち)に行くんだと決意しながらキヨスク前に

向かった。

 

か細い声で、「こんにちは、初めまして。」

「あ、どうもるーたけさんですね!はじめまして!」

さすが幹事。人当たりが良いし、人見知りと言いながらコミュ力ある。

人数は15名近く集まっていた。人数的にも多すぎず少なすぎずデビューには

丁度良い。他の参加者も少しばかり緊張気味。それも丁度良い。

そして、予想どおりだったがジャンル的には地味。まあ最初はこんなもんかと。

そもそも俺も地味に見えているかもしれないし。見られたくないけど。

 

全員が集まったのが集合時間10分後くらいかな、皆でテクテク世界のやまちゃんへと

向かった。

(後半へつづく)